2016年6月28日火曜日

【6月28日(火)G7伊勢志摩サミット報告会を行いました!】

6月28日に「G7伊勢志摩サミット」の報告会を開催致しました。

G7市民社会プラットフォーム全体の動きの報告とNGO側、そして他セクターからNGOの活動はどう見えたか、Civil G7、伊勢志摩・市民サミットも含め、NGOの活動についての検証、評価を行いました。
45名の方にご参加いただき、満員御礼!となりました。
メディアの方々も来てくださり、本当にありがとうございました。

「2008年に参加した方はそこまで多くはないと思うが、前回とは大きく違ったとは感じている。
SDGs時代の提言、アドボカシーを考えるきっかけになり、連携、パートナーシップの必要性を感じ、我々のアドボカシーを考えさせられる機会となった。
また限られた予算と人の中で最大のパフォーマンスができ、メディアの注目を集めることができたことは、皆さまの努力のおかげである。これからどうあるべきかを含めて、2時間半の討議を楽しみにしている。」

G7サミット市民社会プラットフォーム共同代表の石井澄江氏(ジョイセフ)による開会挨拶で始まった。



来年のG7サミットは、イタリアで開催されます。
報告会の公判で行われた、ワークショップ「G7とNGOはどこへ行く?」では活発な議論が行われました。

●日時:2016年6月28日(火)14:00~16:30
●場所:ウィメンズプラザ 第一会議室
●参加費:無料
●主催:2016年G7サミット市民社会プラットフォーム



各パネリストの発表資料は、以下項目ごとにご覧いただけます。

報告会全体PPT

■伊勢志摩サミットの概要

堀内 葵 氏(JANIC/G7サミット市民社会プラットフォーム協同事務局)
NGOアドボカシー活動の概要紹介 (G7市民社会プラットフォーム全体の動き)

■パネルセッション(サミットにおけるNGOの取り組み)

稲場 雅紀 氏(アフリカ日本協議会)
サミットに対する課題と今後(NGOから見た政府の動き:洞爺湖から伊勢志摩まで)

柴田 哲子 氏(G7市民社会プラットフォーム)
Civil G7やサブシェルパとの対話や海外との連携について

長島 美紀 氏(動く→動かす)
キャンペーン・広報の現場から

松井 真理子 氏(東海市民サミットネットワーク)
市民の伊勢志摩サミットやローカルな動きについて

津山 直子 氏(アフリカ日本協議会)

■ワークショップ(G7とNGOはどこへ行く?)



各班の発表まとめは、以下の通りです。

(1)海外との連携について
・電話会議をしてGTと連携した際、日本が主導権を握ることが困難であった。
・海外のNGO来日の機会も少なかった点も動員力の少なさが課題。
SDGs時代で様々なメンバーが入るプラットフォームが必要
・継続的にG7をみるメカニズムが必要
・グローバル化する激動の時代で難しさもある

(2)地域との連携
・日本や海外の現場でも話し合われていることはかけ離れている
・市民の参加も縦割りであった
・地元の視点を入れられたことは良かった
・政策対話を地元の人も様々なレベルでできた
・現場が良く見えるのは政策をみているひとではなく地元の人→つながりを
・次世代を担う若者の育成、いろんなレベルでの対話をして強みを作る
・横のつながりを持つことで共有、連携が生まれる

(3)アドボカシー
・地域と世界のつながり両方を持てたことが良かった
・課題は省庁との窓口としてのネットワークが重要
・課題別、全体の定期的協議で目標の明確化が必要
・それぞれの分野ごとの評価をしていくこと、評価されなかった理由の分析
・アドボカシーの対象者は、政府のみならず、市民を動かすことが必要
 →メディア広報
・かたちとして残すために報告書の作成

(4)広報・キャンペーン
・一般向け広報として各企画は良かった
・アドボカシーや地域、海外との連携においては力不足だった
 →サミット広報では事前に一般向けのものが必要
・地域連携もうまくできた
NGOの認知度が低いため、そのための広報が必要である
・人を動かす上でキャンペーンが持つ力は大きい

以上により、本報告会は、G7市民社会プラットフォーム共同事務局である動く→動かす代表の今田克司氏からの以下の言葉で締めくくられた。

G7に限らずNGO/NPOの分野を超えたネットワークづくりを考えたい。「SDGs時代において」を考えることが必要であり、そのためには、プロ意識と市民意識をいかに折り重ねるかが必要となる。地域の人はそれが入り混じっている。それを市民として発信していく力を考えたい。






2016年6月24日金曜日

参議院・政府開発援助等に関する特別委員会での決議文

2016年5月20日(金)に参議院・政府開発援助等に関する特別委員会が開催され、全会一致で、「G7伊勢志摩サミット、第六回アフリカ開発会議(TICADⅥ)及び『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための二〇三〇アジェンダ』に向けた我が国の開発政策に関する決議」が採択されました。

決議文の全文はこちら

直後に開催されるG7伊勢志摩サミット、8月にケニアで開催される第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)およびSDGsを含む2030アジェンダについて、以下の13件に関して行政府に行動を促す決議です。


一、持続可能な開発への取組の基本姿勢
二、貧困削減、格差・不平等の解消及び適切な雇用の確保
三、飢餓の削減と過剰な生産・消費の抑制
四、テロ、紛争への平和的対応、及び日本在住外国人への包摂的対応
五、地球温暖化・気候変動への取組及び持続可能なエネルギーへの転換
六、防災への更なる取組と世界的リーダーシップ
七、質の高いインフラ投資とインフラ危機への対応
八、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを中核とした保健分野への支援の推進
九、包摂的で質の高い教育の実現
十、少子高齢化対策を通じた持続可能な地域開発及び国際社会への貢献
十一、アフリカにおける持続可能な開発の達成―TICADⅥに向けて
十二、持続可能な開発のための資金調達とタックスヘイブン、腐敗、汚職の防止
十三、PDCAサイクル及び透明性の確保、説明責任と国民参加


岸田文雄・外務大臣は本決議を受け、「政府としては、ただいまの決議の御趣旨を踏まえ、ODA等を通じて積極的に我が国の開発政策を推進していくとともに、G7サミットやTICADⅥを含む関連の国際会議でリーダーシップを発揮するようしっかりと取り組んでまいります。」と答弁しました。

2016年G7サミット市民社会プラットフォームとしては、本決議を歓迎するとともに、同日に設置された「SDGs推進会議」において、日本政府がSDGs達成に向けてしっかりとした政策を打ち出すよう、以下の5点を提言します。

1) 本決議をふまえて、政府はSDGs推進本部、国会議員、SDGs市民社会ネットワーク等の市民社会、国際開発学会等の関連学会および民間セクターを含むあらゆるステークホルダーによる「支えあい、学びあい」のグローバル・パートナーシップのもと、実施方針を策定し、本決議の13項目を完全に実施することを求めます。

2) 本決議にある「平和憲法や人間の安全保障、2030アジェンダをふまえ、国のあり方を自ら省み、自己変革をなすことを通じて世界に範を示す」ことを政府に求めます。

3) 本決議の実施が、目標達成年の2030年まで、時の政権にかかわりなく、持続的に取り組まれることを求めます。

4) 本決議がG7伊勢志摩サミットにおいて真摯に議論され、国際公約たる首脳宣言(コミュニケ)において十分尊重されるとともに、我が国がSDGs達成のためにG7サミット、国連等の国際条理において主導的な役割を果たすことを求めます。

5) 2030アジェンダは「人々のアジェンダ」とも呼ばれるよう、本決議が、G7首脳間の高尚な議論で終わるのではなく、「誰ひとり取り残さない」、すなわち、世界の人々一人ひとりの目線、特に貧困層、女性、子ども、高齢者、被災者、僻地・過疎地住民等の社会的弱者の立場に立った、「地に足の着いた」形で実施されるよう求めます。

提言書の全文はこちら


【本件に関するお問い合わせ先】
2016年G7サミット市民社会プラットフォーム共同事務局
office@ugokuugokasu.jp / advocacy@janic.org

2016年6月21日火曜日

【イベント案内】市民サミット&伊勢志摩サミット報告会(6/26、三重)

【6月26日(日)開催!市民サミット&伊勢志摩サミット報告会】

6月26日に「市民の伊勢志摩サミット」の報告会を開催いたします。
2日間で500人があつまった「市民の伊勢志摩サミット」では何が行われ、
どんな提言がされたのか。またG7サミットが終わった今、市民社会として何を
すべきなのか。市民サミットの報告とともにこれからについて話し合います。

日時:6月26日(日)9:30~12:00
場所:じばさん三重 4階 視聴覚室(三重県四日市市安島1-3-18)
アクセス:http://jibasanmie.or.jp/access.html
対象:どなたでも参加いただけます
参加費:無料
主催:東海「市民サミット」ネットワーク
申込フォーム:http://goo.gl/forms/mvQ5DQk0nmyWj8jh1


2016年6月19日日曜日

【メディア掲載】<ニュースを問う> 伊勢志摩サミットの通知表(6/19、中日新聞)

▼<ニュースを問う> 伊勢志摩サミットの通知表 
2016年6月19日 中日新聞 朝刊
http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=374974&comment_sub_id=0&category_id=205&from=life&category_list=205
 
サミット首脳宣言の通知表となる「採点」を一斉に掲げる国内外のNGO関係者ら=三重県伊勢市で(撮影:中日新聞)

世界の首脳を頂上にたとえたトップ会談、ゆえに山頂を意味する「サミット」と名付けられたという。ずっと考えていた。では登山者は誰なんだろう、と。

(ここまで 71文字/記事全文 1816文字)
※続きを閲覧するには会員登録する必要があります。 (中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期購読者は無料です)

2016年6月16日木曜日

NGO・外務省定期協議会にてG7伊勢志摩サミットに関するNGOの活動を報告

6月14日(火)に開催されたNGO・外務省定期協議会2016年度「全体会議」において、G7伊勢志摩サミットに関するNGOの活動報告をしました。

プラットフォームの設立から一般向けイベントの開催、東海のNGO/NPOと連携、海外市民社会との戦略会議、政府との対話、「市民の伊勢志摩サミット」の開催国際メディアセンターでの記者会見やパフォーマンス、首脳宣言の評価などについて、東海「市民サミット」ネットワークの呼びかけ団体である名古屋NGOセンターの西井和裕理事長(プラットフォーム共同代表)と、共同事務局の堀内葵(JANIC調査提言グループ)から報告をし、その後、NGOワーキングスペースに関する要望書を、石井澄江・共同代表(G7保健ネットワーク/ジョイセフ)と西井和裕・共同代表の二人から、加藤要太・外務省大臣官房伊勢志摩サミット・広島外相会合準備事務局次長兼首席事務官に手渡ししました。


NGO・外務省定期協議会「全体会議」の様子

左から、石井共同代表、西井共同代表、加藤サミット準備事務局次長


本要望書で求めている文書での回答および今後のサミット事務局への引き継ぎについて、外務省内でしっかりとした対応がなされるよう、プラットフォーム共同事務局として働きかけを行っていきます。

なお、「全体会議」の記録については、外務省・NGOの双方が確認後、以下のウェブサイトに配布資料とともに掲載されます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/taiwa/kyougikai.html


★G7伊勢志摩サミットでの日本政府と市民社会の関係を踏まえ
次回G7サミットに向けて「共通の組織的記憶」の構築を求める要望書(骨子)

全文はこちら

私たちは、伊勢志摩サミットが市民社会とG7政府との建設的な協力関係を紡ぎ出すポジティブな「経験」として積み重ねられたことについて、外務省、特に市民社会との間で粘り強い協議を行い、結果として私たちの要望の多くを実現に導いたサミット事務局サイドイベント班の尽力について、ここに高く評価し、感謝の念を表明したいと思います


このことを踏まえつつ、私たちとして、G7サミットにおける市民社会と政府の関係の「あるべき姿」として、以下の3点について言及します。そのうえで、今回のサミットで生じた問題点についても触れ、政府に真相の究明と今後の善処を求めます。さらに、今回の教訓を、次回のG7サミットに向けた「共通の組織的記憶」として残し、次回に役立てることを提案します。

1.サミットにおける市民社会と政府の「連携」のあるべき姿
(1)「NGOセンター」は「国際メディアセンター」の内部に設けられるべき。
(2)NGOには、メディアに対して可能な限り自由な情報発信が認められるべき。

2.市民社会として原因の究明と対処を求める問題点
(1)国際メディアセンターのメディア向け案内図に「NGOワーキング・スペース」の表示がなかった問題
(2)情報発信の手段が限られていた問題
(3)NGOワーキング・スペースとIMCの間の警備ラインの問題

3.次回サミットに向けて、市民社会と政府とで、「共同の組織的記憶」の構築を

市民社会としては、今回のサミットにおける市民社会の経験を、次回のサミットに向けた取り組みを担う世代に伝えるため、報告書や記録を作成する予定です。これについて、市民社会として、外務省にも提供いたします。

外務省におかれましても、上記の課題や問題点について、原因の究明などを行い、これを記録化して、次回のサミットにおける市民社会との連携に役立てていただきたいと考えます。次回のサミットの内容やロジスティックスを担う人々のために、市民社会と政府とでできるだけ共通の「組織的記憶」を残していければ幸いです。

以上

2016年6月10日金曜日

【メディア掲載】カイラシュ・サティヤルティさん=児童労働の廃絶を訴えるノーベル平和賞受賞者(6/10、毎日新聞)

▼カイラシュ・サティヤルティさん=児童労働の廃絶を訴えるノーベル平和賞受賞者
2016年6月10日 毎日新聞

カイラシュ・サティヤルティ(Kailash Satyarthi)さん(62)
 「ドリーム。大きな夢を持つ。ディスカバー。自分の能力、秘めた力を発見する。そしてドゥ。さあ、行動を起こそう」

 国際労働機関(ILO)が定めた児童労働反対世界デー(6月12日)を前に、日本の国際NGO「ACE」(エース)の企画で来日した。大学での講演で「三つのD」を強調。国会議員と懇談した際は「みなさんが着ている服は途上国の子どもたちが縫ったものかもしれない」と自覚を促した。問題の解決には価格競争にしのぎを削るビジネスのあり方や消費者の意識が深く関わる。ILOの推計によると、世界には十分な教育を受けられず、不当な労働を強いられる1億6800万人もの子どもがいる。

 非暴力を掲げたマハトマ・ガンジーに憧れた。貧困層の女性や子どもが人身売買などの犠牲になる状況に怒りを覚え、電気技師から人権活動家に転身した。過酷な労働現場から子どもを救い出し、家庭に戻す活動を始めた。共鳴の輪が広がり、1998年には世界約110カ国のNGOや組合などが歩きながら児童労働の廃絶を訴えるグローバルマーチを展開。このキャンペーンに参加しようと当時、大学院生だった岩附由香さん(41)ら有志がACEを結成した。

 パキスタン出身のマララ・ユスフザイさん(18)と共にノーベル平和賞を受賞したのが2年前。以後も精力的に世界各地をめぐり「子どもたちに自由を」と説く。「子どもたちの夢、未来を奪うことは、大きな暴力です」<文と写真・明珍美紀>

 ■人物略歴

 インド中部マディヤプラデシュ州出身。1980年「子どもを救え運動」創設。同志である妻が活動をサポート。

2016年6月7日火曜日

【イベント案内】洞爺湖から伊勢志摩、そして2023年へ:G7 サミットNGO活動報告シンポジウム(6/28、東京)

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G7サミット市民社会プラットフォーム主催

洞爺湖から伊勢志摩、そして2023年へ

G7 サミットNGO活動報告シンポジウム

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◎日程:2016年6月28日(火) 14時00分~16時30分 (開場13時30分)
◎場所:東京ウィメンズプラザ 第一会議室
・アクセス情報:http://ow.ly/WQYV300ZGVY
・所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67
・最寄駅:東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線 表参道駅
 B2出口から徒歩7分

◎申込み:以下のフォームからお申し込みください。:
・申込フォーム:http://ow.ly/haVs300ZJ4e

◎主催:2015年G7市民社会プラットフォーム共同事務局(国際協力NGOセンター(JANIC)、動く→動かす)

◎連絡先:
★動く→動かす
・電話:03-3834-6902(担当:関澤・稲場)
・メール:office@ugokuugokasu.jp
★国際協力NGOセンター(JANIC)
・電話:03-5292-2911(担当:堀内)
・メール:advocacy @janic.org
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★8年ぶりに日本で開催されたG7サミット。伊勢志摩サミットでNGOはどのような活動をし、どのような成果を得たのでしょうか。

★今回のサミットを振り返るとともに、今後、NGOはどうG7と関わっていくべきなのか、パネルディスカッションやグループディスカッションを通じ参加者全員で考えたいと思います。

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<プログラム>
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1.開始あいさつ (5分)
2.伊勢志摩サミット概要報告 (15分)
 ・NGOアドボカシー活動の概要紹介
 ・報告者 G7サミット市民社会プラットフォーム
3.パネルセッション  サミットにおけるNGOの取組(60分)
4.ワークショップ  G7とNGOはどこへ行く?(60分)
5.閉会あいさつ(5分)



【イベント案内】アースデイとやま2016 報告会(6/11、富山)

「アースデイとやま2016 報告会」
 ~G7サミットに向けて、富山の市民が行ったさまざまなアクションを振り返る。

日時: 6月11日(土)15:00〜16:50

会場: 富山大学理学部 多目的ホール(富山市五福3190)
      * なるべく市電など公共交通機関をご利用ください。
      * お車でお越しの場合は、大学構内の駐車スペースに駐車してください)

内容:   ・「環境市民フォーラム」報告………………4つの分科会と「環境市民宣言」の振り返り
    ・「アースデイ・フェスティバル」報告……楽しかった写真を観ながら、振り返り
    ・「G7伊勢志摩サミット」「市民の伊勢志摩サミット」参加報告……アースデイとやまが国内外に向けて行ってきた提言活動について
     ・ 一緒に考えよう! 持続可能な未来に向けて、市民活動からできること。


 *報告会後、キャンパス正門左横オープンカフェAZUMIに場所を移して、17時〜実行委員会反省会、
  18時〜懇親会(会費2,500〜3,500円、学生は割引)を開きます。一般参加も歓迎です!


アースデイとやま2016実行委員会は、先の富山市での「G7環境大臣会合」の開催に合わせて、5月14日に「環境市民フォーラム」を開催し、市民による行動宣言「環境市民宣言」を発表しました。また、この宣言文は同日21時に環境省担当官へ手渡し、日本政府へ提出しました。翌日は、環境大臣会合開催に合わせて、会場近くの公園で「アースデイ・フェスティバル」を開催し、環境をテーマに市民も集まりました。(来場者約2,500名)

5月16日「G7富山環境大臣会合コミュニケ」が発表されました。実行委員会はそれに対して「環境市民宣言」に基づき、6項目の評価と13項目の指摘からなる提言を、日英両言語でまとめ、開催地市民からの見解として、G7伊勢志摩サミットの国際メディアセンターにおいて、5月25日に記者発表しました。また、記者発表で使った「環境市民宣言」「とやまコミュニケへの見解」は、日・英文のプレスリリースとして、伊勢志摩サミットの国際メディアセンターにて150部配布しました。

5月27日午前、「G7伊勢志摩首脳宣言」が発表され、それを受けて同日午後NGOは共同記者会見を行い、首脳宣言に対する評価とコメントを発表しました。アースデイとやまもその中に加わり、「とり残された課題」というテーマで評価と指摘を発表しました。

また、5月23〜24日、伊勢志摩サミットに先立って三重県四日市市に国内のNGO/NPOが集まって開催した「市民の伊勢志摩サミット」にも参加し、富山での「環境市民フォーラム」と「環境市民宣言」について報告しました。


富山でのG7環境大臣会合開催という機会を受けて、環境を考える市民のネットワークであるアースデイとやまが呼びかけて、普段より広い視野を持って“考えること”“感じること”をした2日間でした。集まったエネルギーはその後も引き継がれ、「市民サミット」と「G7伊勢志摩サミット」へと舞台を移し、富山から全国に、そして世界に向けて、市民の声を直接発信するという活動につながりました。

富山の市民力を結集し、サミットという機会と舞台を得て、世界へ向けて発信できたことは、これまで行われたことのない市民活動でした。今後、富山での環境市民活動を充実させ、市民が主体となって持続可能な地域の未来を創っていくためにも、まずは共に振り返り、これからのことを皆さんと一緒に話し合いたいと思います。


[お問合せ先]  
アースデイとやま2016実行委員会
富山県魚津市新金屋2-5-3 〒937-0801
Tel & Fax 0765-22-0870  Mobile 090-9810-8145
http://g7.earthday-toyama.org   info@earthday-toyama.org
https://www.facebook.com/EarthdayToyama/

2016年6月6日月曜日

【イベント案内】気候をまもるパリ協定:国際交渉の最前線と日本のこれから ~国連気候変動ボン会議・G7伊勢志摩サミットを振り返る~(6/8、東京)

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*Climate Action NetworkJapan(CAN-Japan)主催イベント

気候をまもるパリ協定:国際交渉の最前線と日本のこれから
~国連気候変動ボン会議・G7伊勢志摩サミットを振り返る~

日時:2016年6月8日 (水)14:00~16:30
場所:新宿住友スカイルーム Room5+6(東京都新宿区)

詳細URL:http://www.can-japan.org/events-ja/2226

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昨年12月に採択されたパリ協定によって、世界は排出ゼロに向けて人類の
歴史を大きく転換させました。パリ協定の実施に向けて、ドイツのボンで国連
交渉会議が行われました。各国は温室効果ガス実質排出ゼロに向けて、
どのような議論を行ったのでしょうか。また、日本で開催されたG7サミットでは
「気候変動・エネルギー」について議論されました。G7サミットの成果と課題、
日本の今後の役割は何でしょうか。

今回のCAN-Japanイベントでは、気候変動問題を専門的にフォローし、
国際会議にも参加しているNGOメンバーによる政策提言に加え、加速する
脱炭素時代のビジネスの行方について、グリーン経済の専門家である末吉
竹二郎さんの解説をお届けします。どうぞふるってご参加ください。


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プログラム(予定)
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▼第1部:国連気候変動ボン会議(SB/APA)参加者の報告

・パリ協定の実施に向けて進む国際交渉
小西雅子(WWFジャパン)

・気候変動の適応、損失と被害、資金をめぐる議論
小野寺ゆうり(国際環境NGO FoE Japan)

▼第2部:G7サミットを振り返り、日本政府やビジネスの今後を考える

・G7サミットを振り返って~日本の気候変動の政策課題~
平田仁子(気候ネットワーク)

・パリ協定後の世界とは~新時代に突入するビジネスのグリーン化~(仮)
末吉竹二郎さん(地球環境問題アナリスト)

▼第3部:Q&Aセッション
フロアからの質問にスピーカーが回答し ます。


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開 催 情 報
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日時:2016年6月8日 (水)14:00~16:30(開場13:30)

場所:新宿住友スカイルーム Room5+6(東京都新宿区)
*地図 http://www.bellesalle.co.jp/room/sankaku/access.html
「都庁前駅」A6出口直結(大江戸線)
「西新宿駅」2番出口徒歩4分(丸ノ内線)
「新宿駅」A18出口徒歩7分(丸ノ内線)
「新宿駅」西口徒歩8分(JR線・小田急線・京王線)
「新宿駅」7番出口徒歩9分(新宿線・大江戸線)

参加費:一般1000円
*CAN-Japanメンバー団体の会員500円
メンバー団体のリストはこのご案内メールの末尾に記載してあります。

定員:150名
*お申込みが定員を超えた場合はご参加いただけない場合があります

申込み:次のウェブサイトよりお申込みください。
<http://bit.ly/20160608CAN-JapanEvent>
*または、メールやFAX、お電話などで、件名「6/8CAN-Japanイベント申込み」
として、下記の問合せ先へお申込み下さい。その際はお名前、ご所属、ご連絡先、
CAN-Japanメンバー団体の会員種別をお知らせください。

問合せ:Climate Action Network Japan(CAN-Japan)
京都市中京区帯屋町574番地高倉ビル305気候ネットワーク内(担当:伊与田)
TEL: 075-254-1011 FAX: 075-254-1012 E-mail: secretariat@can-japan.org
Website: http://www.can-japan.org/

主催:Climate Action Network Japan(CAN-Japan)
CANは、世界で気候変動問題の解決のために活動する110ヶ国・950団体
からなるNGOのネットワークです。CAN-Japanは、CANの日本での集まりで、
14団体からなり、国連気候変動交渉に参加し、国際的NGOネットワークと
連携しながら政策提言や情報発信に取り組んでいます。

CAN-Japanメンバー団体(14団体・順不同)
350.org <http://350.org/>  Japan
自然エネルギー財団
レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表部
環境エネルギー政策研究所(ISEP)
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
地球環境市民会議(CASA)
国際環境NGO FoE Japan
コンサベーション・インターナショナル・ジャパン
グリーンピース・ジャパン
オックスファム・ジャパン
WWFジャパン
気候ネットワーク
Office Ecologist
ピースボート

*CAN-Japanへの参加を希望される団体は次のウェブページをご覧下さい。
http://www.can-japan.org/join-us

本イベントは、平成28年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の
助成を受けて開催します。
http://www.erca.go.jp/jfge/

2016年6月3日金曜日

【メディア掲載】日本の貧困対策「周回遅れ」が伊勢志摩サミットで発覚(6/3、Diamond Online)

▼日本の貧困対策「周回遅れ」が伊勢志摩サミットで発覚
 2016年6月3日
http://diamond.jp/articles/-/92389

2016年G7サミット市民社会プラットフォーム参加団体のNPO法人自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長へのインタビューです。「市民の伊勢志摩サミット」や国際メディアセンターでのNGOの活動、G7首脳宣言(コミュニケ)などについて触れられています。


G7伊勢志摩サミット・NGOセンター(国際メディアセンターに隣接)で展示された「ベッド」。日本国内だけで1万人以上のホームレス状態の人々が実際に眠る路上の環境を再現したもの。ネズミは本物(剥製)ということ(提供:認定NPO 自立生活サポートセンター もやい)。トレーラー動画・メイキング動画もあり


大西連(おおにし・れん)氏。1987年東京生まれ。炊き出し・夜回りなどのホームレス支援活動から、生活困窮者の相談支援に携わるように。生活保護や社会保障削減に関し、現場からの発信・政策提言を続けている。2014年7月より、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長。著書は『すぐそばにある「貧困」』(ポプラ社)など。「もやい」の活動スペース「こもれび荘」にて