2016年5月30日月曜日

「市民サミット」の宣言と提言書を外務省に手渡しました

5月30日に外務省にて開催された「G7後の外務省・NGO意見交換会」にて、「市民の伊勢志摩サミット」で採択された「市民宣言」と、16の分科会でまとめた提言書を、竹若敬三・国際協力局審議官(地球規模課題担当)兼NGO担当大使に、2016年G7サミット市民社会プラットフォーム共同代表の石井澄江より手渡しました。

(左)竹若敬三・審議官 (右)石井澄江・共同代表

意見交換会の様子

G7伊勢志摩サミットについては6月14日に開催される「NGO・外務省定期協議会『全体会議』」でも報告事項として取り上げられる予定です。

2016年5月29日日曜日

【メディア掲載】伊勢志摩サミット 専門家の評価、厳しめ サミット首脳宣言(5/29、中日新聞)

▼伊勢志摩サミット 専門家の評価、厳しめ サミット首脳宣
2016年5月29日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iseshimasummit/list/CK2016052902100012.html

首脳宣言を採択して二日間の幕を閉じた主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)。世界を取り巻く課題について主要国の首脳がメッセージを発信する一年に一度の機会だけに、宣言内容には厳しい目が注がれる。経済、女性、環境など主要課題の専門家の評価を聞いてみると-。

■女性 具体策や資金不明

 <日本女性監視機構(JAWW)代表の織田由紀子さん>もともと期待が低かったが、政策面で「女性」という言葉に四十八回も触れており、その点では評価できる。これまでのサミットで積み上げてきた女性の活躍に関する議論に新しいイニシアチブ(主導権)をつけた格好だ。ただ、具体的にどう実施していくかについては、あまり記述がなく物足りない。各政策を実行に移すための資金についての言及もなかった。ぜひ、今後のサミットでは、首脳の中でも男女比のバランスがとれるように期待している。

■経済 日本と各国に温度差

 <三重大人文学部の深井英喜教授(経済学)>世界経済の下方リスクへの言及はあるが、具体的な危機の原因を特定せず、当たり障りのない宣言。評価はC。宣言で「世界経済の回復は継続している」と触れたように、サミット参加国の状況はさほど悪くなく、日本が一人負けの状態。アベノミクスは失速しており、危機をあおる安倍晋三首相と、各国首脳との温度差を感じた。公共投資などの財政出動は、需要喚起の一時的な措置。非正規雇用で拡大する格差を是正し、中間層を育てるなど根本的な経済政策の確立が急務だ。

■課税逃れ 途上国の側に立たず

 <NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの大野容子さん>タックスヘイブン(租税回避地)を利用した課税逃れ問題に対し、前進を見ないまま閉幕した。G7は課税逃れをしている多国籍企業や富裕層に甘く、不利益をこうむる市民や途上国の貧しい人々の側に立ったとは言えない。課税逃れで途上国が失っている税収入は年間十九兆円と言われる。この一部でも財源になれば、母子保健や教育の充実に大きく寄与する。「議題になった」ことの一点のみが評価でき、何ら新たな合意や取り組みは盛り込まれてはいない。

■環境 石炭火力の言及なし

 <NPO法人気候ネットワーク理事の平田仁子さん>会議全体の中で、気候変動問題の位置付けが極めて低かった。人類にとって甚大な脅威であるこの問題に対するG7の対応としては全く不十分だ。地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」を年内に発効させる目標を明示したことは評価できる。一方で、二酸化炭素排出が多い石炭火力発電の規制に一切、言及していないのは残念。再生可能エネルギーへの転換に消極的な議長国・日本の姿勢が、環境やエネルギー問題の扱いを小さくとどめてしまう結果になった。

■市民協働 市民の声を反映せず

 <みえNPOネットワークセンター代表理事の松井真理子四日市大教授>市民社会との協働(パートナーシップ)について言及されていたのが人権の項目の中だけで、ちょっと残念だった。直前に実施した市民サミットでは、市民協働が重要だとG7に提言したので、仕組み作りをどうするかに注目していたが、市民の声はあまり反映されていない。限られた時間の議論なので、すべて網羅はできないとは思うが、課題を指摘するだけではなく、それを市民とどう取り組むかという実行性についても触れてほしかった。

2016年5月28日土曜日

【メディア掲載】伊勢志摩サミット2016 閉幕 宣言、NGO低評価 市民の声、届かず 政策提言力向上誓う(5/28、毎日新聞)

▼伊勢志摩サミット2016 閉幕 宣言、NGO低評価 市民の声、届かず 政策提言力向上誓う
2016年5月28日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160528/ddq/041/010/004000c

主要7カ国(G7)が世界経済やテロ対策などを確認する首脳宣言を採択し、閉幕した主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)。国内外の非政府組織(NGO)団体は27日、国際メディアセンター(IMC、三重県伊勢市)前で記者会見し、首脳宣言に積極的な温暖化対策などが盛りこまれなかったことについて「市民側の期待は『地』に落ちた」と厳しい評価を下した。

 一方で、地球規模の課題解決に向け、市民が団結して取り組むとする新たな決意を表明した。

 会見は約60の団体でつくる「G7サミット市民社会プラットフォーム」が主催した。「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(東京)の大野容子さんは「地球規模の課題が議論の隅に追いやられた。『残念』で終わらせず、私たちが立ち上がって取り組まなければならない」と強調した。

 プラットフォームは、首脳宣言で取り上げられた議題のうち、12テーマについて5段階評価した。「女性」は宣言内に48回登場し、ジェンダーの視点が分野を横断する課題だという認識が表れているとして、比較的高い「3」だった。「シリア・難民」は、シリア国内での「敵対行為の停止」の履行を強く求めたことで同じく「3」とした。

 一方、「気候・エネルギー」は、二酸化炭素を排出する石炭火力の問題が議題にもならなかったとして「2」の評価。結局、全テーマが及第点の「4」を下回った。

 今回、市民団体の活動拠点がIMC外に置かれたことにも批判が出た。プラットフォームの西井和裕・共同代表は「市民の声が届かなかった。我々が政策提言力を高め、聞く耳を持つ政府に変えていかなければ」と総括した。【町田結子】

オバマ氏「神聖な地訪れ光栄」 伊勢神宮、首脳ら記帳

 伊勢神宮の祭事や事務をつかさどる神宮司庁(三重県伊勢市)は27日、伊勢志摩サミット参加国首脳らが26日に内宮(ないくう)を訪問した際に書いた記帳の内容をホームページに公開した。安倍晋三首相と、オバマ米大統領ら8人。

 オバマ大統領は「神聖なこの地を訪れることができ、非常に光栄に思います。世界中の人々が平和に、理解しあって共生できるよう祈ります」などと記した。安倍首相は「平和と繁栄を祈る」とした。

 神宮司庁によると、首脳らは参集殿で安倍首相から神宮の歴史の説明を受けた後、正殿前で全員が会釈をしたという。杉谷正雄広報室長は「日本の伝統的な礼法に沿った形で敬意を表されたと聞いている」と話している。【新井敦】

首脳宣言NGOの評価(5段階、4以上が及第)

持続可能な開発目標  2
パナマ文書        2
気候・エネルギー    2
栄養・食料安全保障  3
地域の市民から     3
保健            3
若者            3
シリア・難民       3
女性            3
サプライチェーン(製造供給システム) 2
教育            1
取り残された課題    0

2016年5月27日金曜日

【メディア掲載】NGO network urges G7 for more solid actions on curbing climate change(5/27、CIHAN)

▼NGO network urges G7 for more solid actions on curbing climate change
2016年5月27日 CIHAN
https://www.cihan.com.tr/en/ngo-g7-curbing-climate-change-2078661.htm

An environmental protection body has called on Group of Seven (G7) countries to take more solid actions on curbing climate change, according to material obtained here Friday at the on-going G7 Ise-Shima Summit.
G7 leaders should take up climate and energy as top agenda items and commit to lead in implementing the Paris Agreement, said the document released by Climate Action Network (CAN), a worldwide network of over 950 NGOs working to promote governmental and individual action to curb climate change.
The environmental body advocates that G7 leaders should agree on ambitious targets and take actions for building on agreed pledges so as to lead the global transformation toward renewable energy.
In order to operationalize its long-term vision, the G7 must submit and implement the pathways that can achieve long-term low greenhouse gas emissions with ambitious policy packages, the CAN document said.
The environmental protection body also called on the G7 countries to scale up financial contribution to developing nations on environmental protection purposes.
It said that climate finance is a crucial part for developing countries to deliver actions to mitigate and adapt to climate change. Low carbon development plans and actions pledged by the developing countries in Paris require a massive increase of support on technology and public finance from rich nations such as G7 members. (Cihan/Xinhua)

【メディア掲載】How G7 can boost the global economy(5/27、ENCA)

▼How G7 can boost the global economy
2016年5月27日 ENCA
https://www.enca.com/money/how-g7-can-boost-the-global-economy

Panels representing the G7 leaders for the G7 Network of Health-related NGOs in Japan are displayed at the G7 NGO Area ahead of the G7 Ise-Shima Summit in Shima, Mie prefecture, Japan, 25 May 2016. Photo: EPA/FRANCK ROBICHON


【メディア掲載】伊勢志摩サミット首脳宣言は「落第点」 NGO関係者ら(5/27、朝日新聞)

▼伊勢志摩サミット首脳宣言は「落第点」 NGO関係者ら
2016年5月27日20時00分 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASJ5W5HZ9J5WOIPE024.html

主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)で採択された首脳宣言は「落第点」。国内外のNGOが27日、国際メディアセンター(三重県伊勢市)近くの発信拠点で独自の採点結果を発表した。

特集:伊勢志摩サミット
サミット首脳宣言を採択 「経済政策の対応を強化
 気候変動や教育、シリア難民、パナマ文書など12分野について5段階評価した。保健など6分野が「3」。残りは0~2で、及第点の「4」以上は一つもなかった。評価を漢字で表現すると、「地」。NGO関係者は「地球規模の課題に取り組む姿勢が感じられず、評価は地に落ちた」と話した。

 国内NGOのまとめ役を務めた名古屋NGOセンター理事長の西井和裕さんは「市民の声が届かなかったことは、自分たちにも責任がある。政策提言の力をもっと磨きたい」と話した。


写真・図版
G7首脳宣言の「採点」を発表するNGO関係者ら=三重県伊勢市(撮影:朝日新聞)

【メディア掲載】サミットを「市民」も議論、評価。NGOら連日記者会見 書道パフォーマンスも(5/27、日刊工業新聞)

▼サミットを「市民」も議論、評価。NGOら連日記者会見 書道パフォーマンスも
2016年5月27日 日刊工業新聞
http://newswitch.jp/p/4828

「視」の一文字を書く徳山さん。前日の25日の一文字は「存」だった(26日、三重県伊勢市)

「視」の一文字を書く徳山さん。前日の25日の一文字は「存」だった(26日、三重県伊勢市)

伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)を市民も評価―。サミット開催に合わせ、報道機関の活動拠点となった国際メディアセンター(三重県伊勢市)隣接の建物では、国内外の非政府組織(NGO)らがその内容を議論、評価する取り組みが行われた。書道家による「今日の一文字」パフォーマンスも催され、議論の成り行きを固唾(かたず)を飲んで注視していた。

 国内外のNGOや非営利活動法人(NPO)ら約40の団体でつくる「2016年G7サミット市民社会プラットフォーム」が、サミット期間中に多くの記者会見を実施した。気候変動や食料安全保障、教育問題など多様なテーマに関して意見を発表したほか、最終日の27日には首脳宣言に対する評価も出した。

 書道パフォーマンスは、書道家の徳山尭浩(たかひろ)氏が担当。サミット開幕日の26日に書いた一文字は「視」。広い視野に立つこと、市民の視点を忘れずに国際問題を議論する必要性などを訴えていた。

【メディア掲載】Natur! Besinnlichkeit! Harmonie! Stand(ARD、5/27)

Natur! Besinnlichkeit! Harmonie! Stand:
2016.5.27 / ARD
http://www.tagesschau.de/ausland/g-sieben-blog-101~_origin-2151328a-d8f7-4966-9084-cf7732152527.html

伊勢志摩サミット:「地に落ちた」G7へのNGOの期待 「持続可能な地球」へ、市民社会はここから立ち上がろう! =G7サミット「首脳宣言」への市民社会の評価=

伊勢志摩サミット:「地に落ちた」G7へのNGOの期待
「持続可能な地球」へ、市民社会はここから立ち上がろう!
=G7サミット「首脳宣言」への市民社会の評価=

「持続可能な開発目標」(SDGs)や新たな気候変動目標「パリ協定」が採択されてから初のG7サミットとなったG7伊勢志摩サミット。しかし、手放しで喜べるような成果はありませんでした。市民社会は、気候変動や保健をはじめ、焦眉の課題である「地球規模課題」の解決に向けて、G7諸国の具体的なコミットメントを求めています。

※本プレスリリースのPDF版はこちら


サミットへのNGOの評価を漢字一文字で表す「今日の一文字」。皆で選んだ一文字「地」を書いた書道家・徳山尭浩氏。

骨太のコンセプトに欠けた首脳宣言
=NGOの「今日の一文字」評価は「地」=

サミット二日目、5月27日の午前11時、伊勢志摩サミットの首脳宣言(コミュニケ)が一斉に発出されました。首脳宣言は合計32ページと過去のG7首脳宣言に比べて著しく長くなっています。これは、G7各国の間で、課題の優先順位などの設定が十分行われなかった結果とも解釈できます。そのため、地球規模の課題の解決や、昨年国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)で掲げられた「持続可能な世界」の実現という、G7が本腰を入れて取り組まなければならない課題について、具体的なコミットメントが見えない結果となってしまっています。

今回のサミットに合わせて三重に集まった私たちNGO/NPOは、コミュニケに対する市民社会の評価を表す「今日の一文字」について、「地」という字を選びました。この字は、今回のG7サミットに対するNGOの期待が「地に落ちた」ことを残念に思う私たちの気持ちと、しかし、この「地」にしっかりと足をつけて、そこを新たな出発点に、地域や地球規模の課題に改めて取り組んでいこう、という覚悟を表すものです。

私たちは、この「地」を新たな原点として、引き続き貧困や格差、持続可能な開発、環境といった問題に正面から向き合い、取り組んでいきます。

12の課題を5点満点で採点!評価はいずれも「3」以下に

サミットで扱われた各議題について評価するNGO代表たち。

持続可能な開発目標(SDGs 2点
SDGsの実施へのコミットメントは表明されたことは評価。一方で、「格差」の是正といった SDGsの取り組みの根幹をなす課題について、言及が乏しく、具体的な解決方法も明示されていない。

租税回避・パナマ文書 2点
タックスヘイブン等を利用した租税回避によって開発の財源を奪われている途上国の人々こそ最大の被害者であるが、途上国の視点を踏まえた租税回避・タックスヘイブンへの取り組みについては実質的な前進がなかった。

気候変動/エネルギー 2点
会議全体として気候変動の位置づけが低かったが、「パリ協定」の年内発効を目標として示したことは評価できる。一方で、二酸化炭素排出が多い石炭火力発電の規制に全く言及していないのが大きな問題。

栄養・食料安全保障 3
アカウンタビリティ・レポートで透明性のある報告がなされたことは評価できる。一方で、「栄養支援」の名のもとに行われているアフリカなどでの土地収奪や先住民の排除などの問題について言及がなかったことは問題。

開催地の市民からの声 3
地元でサミットが開催されたことで、市民サミット開催が実現し、世界と地域を結ぶ提言活動に結びつく契機となったことは評価。一方、コミュニケでは、市民協働が明記されたのは1か所だけだったのは残念。

保健 3
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジについて、世界的に推進していく枠組み「UHC2030」設立に向けG7が合意したのは歴史的なことで評価。一方、資金コミットメントがなかったことは課題。

ユース 3
環境と税に関する文言は歓迎するが、SDGsについては三側面(経済、社会、環境)が適切に統合されていないという評価。一方でユースに関する記述は、経済の発展という目的に従属したものになっており残念。

難民・シリア 3
G7として敵対的な行為の停止とその継続の必要性の表明、並びに、日本が、中東地域に3年間で60億ドルのコミットを表明したことは評価。一方、G7全体としては指導力発揮できず、根本的な和平実現は不透明。

女性 3
女性やジェンダー平等の文言は何度も登場し、女性のエンパワーメントに向けた意欲はよく表れているが、実現に向けた具体的な言及がない。また、男性6名、女性1名という首脳のジェンダーバランスは改善すべき。

サプライチェーン 2
昨年のエルマウ・サミットでは議題となったにも関わらず、今年は軽く扱われたことは問題。貿易の部分で一部言及されたのみで進展なし。一方、インフラの部分で、社会・環境でのセーフガードが言及されたことについては評価。

教育 1
地球規模の課題解決のためには、地域の多様性を重んじた相互学習としての「持続可能な開発のための教育(ESD)」が不可欠であるが、記述がない。ただ一点、テロ問題の中で「教育と対話」が示されたことは評価。

取り残された課題 0点
福島第一原発事故の放射能汚染問題を抱えた日本でのG7サミットなのに、放射能による人々の健康や安全の課題について全く言及がなかった。日本をはじめG7が直面する本質的な課題であるが、放射能問題は何もないかのように扱われたのは残念。


【お問い合わせ】
2016 年 G7 サミット市民社会プラットフォーム 事務局
◆動く→動かす(Ugoku/Ugokasu (GCAP Japan)) 担当:稲場雅紀
TEL:090-1264-8110/FAX:03-3834-6903 E-mail:office[@]ugokuugokasu.jp

◆特定非営利活動法人 国際協力 NGO センター (JANIC) 担当:堀内葵
TEL:03-5292-2911/FAX:03-5292-2912 E-mail:advocacy[@]janic.org

記者会見:G7首脳宣言(コミュニケ)に対するNGOの評価(5/27、午後3時開催) / Press conference: NGO evaluation on G7 communique (3:00pm, May 27)

本日(5/27)、15:00より、G7首脳宣言に対するNGOの評価を発表します。
12のテーマについて、5段階評価でお伝えします。
ぜひご参加ください。

■日時:2016年5月27日(金)15:00 - 15:45
■場所:NGOワーキングスペース(伊勢フットボールビレッジ・クラブハウス 2階)

NGO evaluation on G7 communique will be presented 15:00 today (May 27) at 2nd floor of the club house in Ise Football Village, located right next to the International Media Center (IMC) of G7 Ise-Shima Summit. http://www.city.ise.mie.jp/4223.htm

伊勢フットボール・ヴィレッジにおけるNGO記者会見の様子

伊勢フットボール・ヴィレッジの外観

伊勢フットボール・ヴィレッジの場所


「G7伊勢志摩首脳宣言」が発表されました / G7 Ise-Shima Leaders’ Declaration is out

G7伊勢志摩首脳宣言」が発表されました。

G7伊勢志摩首脳宣言・骨子
G7伊勢志摩首脳宣言・英文
G7伊勢志摩首脳宣言・仮訳(日本語仮訳)


本日(5/27)、15:00より、NGOによるG7首脳宣言に対する評価を発表します。
12のテーマについて、5段階評価でお伝えします。
ぜひご参加ください。

■日時:2016年5月27日(金)15:00 - 15:45
■場所:NGOワーキングスペース(伊勢フットボールビレッジ・クラブハウス 2階)

G7 Ise-Shima Leaders' Declaration is out.

G7 Ise-Shima Leaders' Declaration
G7 Ise-Shima Leaders' Declaration (tentative translation in Japanese)

NGO evaluation on G7 communique will be presented 15:00 today (May 27) at 2nd floor of the club house in Ise Football Village, located right next to the International Media Center (IMC) of G7 Ise-Shima Summit. http://www.city.ise.mie.jp/4223.htm

【メディア掲載】伊勢志摩サミット 7首脳がヒーローに NGOがユニーク展示(5/27、中日新聞)

▼7首脳がヒーローに NGOがユニーク展示
2016年5月27日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iseshimasummit/list/CK2016052702000235.html

首脳を模した「スーパーヒーロー」に「世界で最も寝心地の悪いベッド」。伊勢市の国際メディアセンター(IMC)に隣接する伊勢フットボールヴィレッジに開設された「NGOワーキングスペース」では、非政府組織(NGO)などがユニークな展示で情報発信している。

◆子ども保健・医療 ホームレス支援

 安倍晋三首相やオバマ米大統領ら先進七カ国(G7)の首脳をアメリカンコミック風に仕立てたパネルは、子ども支援のNGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が企画。世界中の誰もが、所得にかかわらず保健・医療サービスを受けられる「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」を掲げ、この実現に向けて、首脳たちがサミットでリーダーシップを発揮すれば、多くの人々にとっての「スーパーヒーロー」になれるとの期待を込めた。

 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの堀江由美子さんは「UHCはサミットでの重要議題なのに関心が低いので、注目を集めたかった」と説明する。

ホームレスの寝る路上を再現した「世界で最も寝心地の悪いベッド」=伊勢市のNGOワーキングスペースで
写真
 「世界で最も寝心地の悪いベッド」は、貧困問題に取り組んでいるNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」が制作。ホームレスが寝ている都会の汚れた路上を、ベッドの形の模型にした。

 もやいの大西連理事長は「首脳たちには、先進国の足元の課題にも目を向けてほしい」と期待している。

 (吉岡雅幸)


写真
G7首脳をヒーローに見立てたパネル=伊勢市のNGOワーキングスペースで

写真
ホームレスの寝る路上を再現した「世界で最も寝心地の悪いベッド」=伊勢市のNGOワーキングスペースで

Press Conference on The Panama Papers and Tax Havens (2:00pm, May 27) / 記者会見案内:パナマ文書とタックスヘイブン(5/27午後4時)

May 27 16:00-16:45
Press Conference @ NGO Working Space
The Panama Papers and Tax Havens

DATE & TIME: May 27, 2016 (16:00-16:45)
PLACE: NGO WORKING SPACE (Next to IMC)

SPEAKERS:
Katsuji Imata (Ugoku-Ugokasu :GCAP Japan/ CSO Network)
Maiko Morishita (Oxfam Japan) via Skype
Tetsuji Tanaka (Forum for Global Solidarity Tax) via Skype
Moderator: Yoko Ono (Save the Children Japan)
The press conference will deliver the verdict on the communiqué relevant to tax avoidance.
Contact: Maiko Morishita (Oxfam Japan) / maiko@oxfam.jp / +81-90-8082-0198

527日(金)16:00 - 16:45
記者会見
パナマ文書とタックスヘイブン

日時:2016527日(金)16001645
場所:NGOワーキングスペース(IMC出口を出て正面の建物)

主催:オックスファム・ジャパン、グローバル連帯税フォーラム
発言者:
今田克司(動く→動かす/CSOネットワーク)
森下麻衣子(オックスファム・ジャパン)Skype参加
田中徹二(グローバル連帯税フォーラム)Skype参加
司会:大野容子(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)

タックスヘイブンに関連する首脳宣言ならびに付属文書の評価を中心にお届けします。

本件に関するお問い合わせ先

(特活)オックスファム・ジャパン(担当:森下麻衣子)maiko@oxfam.jp / 090-8082-0198
グローバル連帯税フォーラム(担当:田中徹二)tetsuji@jca.apc.org / 03-3831-4993 


【メディア掲載】書道家の徳山尭浩さん、きょうの一文字は「視」(5/27、Viewpoint)

▼国際メディアセンターの隣で書道のパフォーマンス
2016年5月7日 Viewpoint
http://vpoint.jp/photonews/65815.html

書道家の徳山尭浩さん、きょうの一文字は「視」

 国際メディアセンター(三重県伊勢市)に隣接するNGOの展示スペースで26日、巨大な文字を一気に書く書道のパフォーマンスがあった。

 テーマは「きょうの議論を象徴する一文字」。「市民、行政、個々人が見えているものは違う。それを理解することから始めたい」と書道家の徳山尭浩(たかひろ)さんは「視」を選んだ理由を語った。

 企画したNGOも「視点、視線、視野の意味を込めた。G7のリーダーたちも見えなくなっているものを見てほしい」と思いを込めた。

2016年5月26日木曜日

【メディア掲載】Obama arrives in Japan for G7 meet(5/26、TAIPEN TIMES)

▼Obama arrives in Japan for G7 meet
2016年5月26日 TAIPEI TIMES
http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2016/05/26/2003647136

Staff writer, with AFP, TOKONAME, Japan, and HO CHI MINH CITY, V


A staff member of the G7 Network of Health-related nongovernmental organizations in Japan yesterday tries to adjust positions of cutout panels presenting the G7 leaders as superheroes at the G7 NGO center next to the International Media Center in Ise, Japan.
Photo: Reuters


【メディア掲載】伊勢志摩サミット2016 SDGs実現へ17人18脚 NGO /三重(5/26、毎日新聞)

▼伊勢志摩サミット2016 SDGs実現へ17人18脚 NGO /三重
2016年5月26日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160526/ddl/k24/010/129000c

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現に向け、サミット参加国が指導力を発揮することに願いを込め、NGO関係者が25日、国際メディアセンター周辺で17人18脚のパフォーマンスを披露した。

 SDGsは「貧困撲滅」や「質の高い教育」など17の目標からなり、2030年までの達成を目指す。目標を一つずつ掲げた17人が肩を組んで進むことで、主要7カ国(G7)に「全ての目標達成に協力して取り組んで」というメッセージを込めた。

 17人は無事にゴール。「気候変動対策」を背負った「FoEアメリカ」のケイト・デアンジェリスさん(31)は「G7は対策を前進させて」。「安全な水と衛生」を掲げた「ウオーター・エイド・ジャパン」事務局長の高橋郁さん(39)は「世界では3人に1人が適切なトイレを使えていない」と訴えた。【町田結子】

〔三重版〕

17人18脚のパフォーマンスを披露するNGOメンバーら=伊勢市で(撮影:毎日新聞)


2016年5月25日水曜日

【メディア掲載】発信箱 これで持続可能?(5/25、毎日新聞)

▼発信箱 これで持続可能?=須山勉
2016年5月25日 毎日新聞

東京五輪・パラリンピックの準備を進める組織委員会が17日夜にホームページ上で公表した、ある「基準案」に失望の声が上がっている。「4年前のロンドン五輪、今年のリオデジャネイロ五輪の基準よりも、はるかに劣った内容です」。国際環境NGO「FoE JAPAN」事務局長の三柴淳一さんは指摘する。

 公表されたのは「持続可能性に配慮した木材の調達基準(案)」。組織委は、東京五輪の準備・運営に使う物品をコスト面だけでなく、環境への影響など「持続可能性」の観点から選ぶ方針を掲げている。その第1弾として、競技場の建設工事などに使う木材の基準をまとめたのだ。

 木材問題は国際的に注目されている。マレーシアなどで進む違法な森林伐採が地球温暖化や生態系の破壊に拍車をかけ、先住民族から生活の糧を奪うなど人権侵害にまで及んでいるからだ。日本は主要7カ国(G7)で唯一、違法伐採木材の輸入を規制せず、生コンクリートを固める型枠の合板などに大量使用してきた。G7伊勢志摩サミットが迫った13日の国会でようやく「合法伐採木材等の利用促進法」が成立した(施行は1年後)が、調達基準案の方は、再使用する型枠合板ならば既存の林野庁ガイドラインを守ればOK、と読める。「再使用」の定義もあいまいだ。

 この基準案の検討を重ねた有識者会議の議事録は非公開。国民ヘの意見公募(パブリックコメント)も実質6日間余りで締め切られた。組織委によれば、近く体操会場の工事を発注するため、基準の決定を急ぐという。だがこのまま骨抜きの内容にすれば、組織委がうたう「持続可能性」に世界から疑問符がつけられるだろう。(社会部編集委員)

【メディア掲載】伊勢志摩サミット 市民団体、賢き策期待 子どもの貧困・難民対策…(5/25、中日新聞)

▼伊勢志摩サミット 市民団体、賢き策期待 子どもの貧困・難民対策…
2016年5月25日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iseshimasummit/list/CK2016052502000227.html

二十六日に始まる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)。国際的な課税逃れの問題やシリア難民、テロ対策など世界に横たわる難題は多い。市民の立場からそれぞれの課題に取り組んできた東海地方の団体などからは、解決に向けた具体的な道筋を示すよう、期待と注文の声が上がる。

 サミットの伝統的な議題で、最重要とされる世界経済。一方で成長の陰に隠れた「貧困」に目を向けるよう求める声がある。名古屋市の市民団体「こどもフォーラム」の原京子代表は「世界規模で子どもの貧困が深刻化している。当事者の声に耳を澄ませてほしい」と注文。数値目標の設定など具体的議論を求めた。

 パナマ文書の公表を機に主要議題として浮上したタックスヘイブン(租税回避地)を利用した課税逃れ問題。「公正な税制を求める市民連絡会」に所属し、格差是正に取り組む名古屋市の司法書士水谷英二さんは「租税回避地を規制する国際的な動きが強まっている」とし、先進七カ国(G7)が協調してルールをつくるよう提案。「課税逃れをなくせば、眠った財源の発掘につながり、経済成長にも寄与する」と力説する。

 「本国で迫害され、難民に認められるべき人が日本では認められていない」と話すのは、難民申請を手助けするNPO法人「名古屋難民支援室」(名古屋市)のコーディネーター羽田野真帆さん。「サミットで他の先進国が日本に対し、難民の受け入れ拡大を求めてほしい」と要望。その上で「日本は難民認定を増やすなど、長期的な視野に立ったビジョンを表明すべきだ」と訴えた。

 成長戦略の要に挙げ、安倍晋三首相もサミットの議題にすると表明している「女性活躍」。主会場となる賢島の対岸でリゾート施設「志摩地中海村」を経営する大西晶(あきら)社長は、地元から女性人材が流出する現状を食い止めようと、魅力ある地域・職場づくりに取り組む女性経営者の一人だ。

 管理職に占める女性の割合が10%台と、G7の中でも圧倒的に低い日本。大西さんは「先進的な他国の事例から刺激を受ける機会になれば。それぞれの国が強みと課題を率直に出し合い、高め合う場になるよう願っている」と結んだ。

写真


伊勢志摩サミットの開幕を目前に控え、賢島に入るための保安検査場では夜になっても厳重な警戒が行われている。後方は窓から明かりが見える会場となる志摩観光ホテル=24日、三重県志摩市で

【メディア掲載】伊勢志摩に“スーパーヒーロー”登場(5/25、産経新聞)


2016年5月25日 産経フォト
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160525/dly1605250031-n1.html

伊勢志摩サミットのNGOスペースに設置された各国首脳のスーパーヒーロー姿のパネル。設置した国際NGOの関係者によると「首脳たちが健康の格差をなくし公正な社会のために闘うスーパーヒーローになってほしい」という願いが込められているという。

 伊勢志摩サミットのNGOスペースに設置された各国首脳のスーパーヒーロー姿のパネル=25日午後、三重県伊勢市
伊勢志摩サミットのNGOスペースに設置された各国首脳のスーパーヒーロー姿のパネル=25日午後、三重県伊勢市(撮影:産経新聞)

【メディア掲載】これが世界一寝心地悪いベッド サミットにあわせ展示(5/25、朝日新聞)

▼これが世界一寝心地悪いベッド サミットにあわせ展示
2016年5月25日 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASJ5T3TFZJ5TOIPE015.html

マットレスは汚れた石畳、枕はゴミ袋。そんな「世界で最も寝心地の悪いベッド」が主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の国際メディアセンター(三重県伊勢市)に近いNGOの発信拠点に置かれている。

 「ホームレスの人たちが普段寝ている場所を再現し、関心を高めるのが狙い」と、設置したNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」(東京都新宿区)の大西連理事長(29)。「サミットに集まった先進国の人たちに、貧困問題は開発途上国だけではなく自分たちの足元にもあると訴えたい」と話した。

写真・図版

路上で眠る環境を再現した「世界で最も寝心地の悪いベッド」=25日午前、三重県伊勢市、細川卓撮影

【メディア掲載】17人18脚で「持続可能な開発目標実現を」 サミット(5/25、朝日新聞)

▼17人18脚で「持続可能な開発目標実現を」 サミット
2016年5月25日 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASJ5T4W03J5TOIPE028.html

国内外のNGO・NPOのメンバーらが25日、主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の取材拠点、国際メディアセンター(三重県伊勢市)近くのサッカー場で、「17人18脚」を披露。国連が昨年9月に示した17分野の「持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))」の実現を訴えた。

 「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」など、各目標を掲げたTシャツを着た17人が掛け声をかけながら数十メートルの距離をゆっくり進み、ゴールすると歓声をあげた。参加したNPO法人「ウォーターエイドジャパン」(東京都墨田区)の高橋郁(かおる)事務局長(39)は「様々な分野のNGOと一緒にパフォーマンスができ、改めて目標を達成しようという思いが強まった」。

 貧困問題に取り組む国際NGO「グローバル・シティゼン」のジュディス・ローランドさんは「17の目標は互いに関連し合っている。17人18脚が成功したように、協調しながら達成を目指すことが大事」と話した。

■書家がパフォーマンス、期待は「存」

 主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の国際メディアセンター(三重県伊勢市)近くにあるNGOの発信拠点で25日、書家の徳山尭浩(たかひろ)さん(28)=大阪府=がサミットへの市民の期待を「存」の1文字で表現した。

 「各国の首脳が集まる賢島(かしこじま)と私たちがいる場所は離れているが、みんな一緒にいるという思いを込めた」と徳山さん。国内外のNGO・NPOと話し合って決めたという。

 書道パフォーマンスは26、27日もあり、サミットの成果に対する評価を漢字で表す。

【メディア掲載】G-7 agrees to tackle China dumping after EU chiefs warn on steel(5/26、Gulf News)

G-7 agrees to tackle China dumping after EU chiefs warn on steel
2016.5.26 / Gulf News
http://gulfnews.com/business/economy/g-7-agrees-to-tackle-china-dumping-after-eu-chiefs-warn-on-steel-1.1835418

Superhero illustrations of G7 leaders put on display by an NGO calling on them to promote Universal Health Coverage at the International Media Centre in Ise city, Mie prefecture, yesterday as world leaders kicked off two days of G7 talks.

【メディア掲載】World leaders gather in Japan ahead of G7(The Star Online、5/25)

World leaders gather in Japan ahead of
2016.5.26 / The Star Online
G7http://www.thestar.com.my/news/regional/2016/05/25/world-leaders-gather-in-japan-ahead-of-g7/

【メディア掲載】World leaders gather in Japan ahead of G7(The Peninsula、5/25)

World leaders gather in Japan ahead of G7
May 25, 2016 / The Peninsula
http://www.thepeninsulaqatar.com/news/asia/383127/world-leaders-gather-in-japan-ahead-of-g7


Panels representing the G7 leaders for the G7 Network of Health-related NGOs in Japan are displayed at the G7 NGO Area ahead of the G7 Ise-Shima Summit in Shima, Mie prefecture, Japan, 25 May 2016. EPA/FRANCK ROBICHON

【メディア掲載】Japan makes Obama into a cardboard superhero(5/25、NEW YORK POST)

▼Japan makes Obama into a cardboard superhero
May 25, 2016 / NEW YORK POST
http://nypost.com/2016/05/25/japan-makes-obama-into-a-cardboard-superhero/


【メディア掲載】シリア和平などで提言 市民サミット閉幕(5/25、読売新聞)

▼シリア和平などで提言 市民サミット閉幕
2016年5月25日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20160524-OYTNT50263.html


伊勢志摩サミットに先駆けて、三重県四日市市で開幕した「市民の伊勢志摩サミット(市民サミット)」は最終日の24日、「環境」「平和」など16テーマについて先進国首脳らに訴える政策提言をまとめ、発表した。主催者側は25日に伊勢志摩サミットの国際メディアセンター(三重県伊勢市)で記者会見し、国際社会に向けて成果を発信する。

 国内外の市民団体が地球規模の課題について議論する市民サミットは23日から開かれ、海外のNGOスタッフを含め延べ約500人が参加した。「シリア難民」の分科会は、シリア和平に向けた対話プロセスを促進するため、日本政府がリーダーシップを発揮するよう求めることなどを決定。「子ども」分科会では、あらゆる分野で子どもが意見を述べる機会を保障するよう要請することを決めた。

 最後に参加者らは「自治体や国などに対し、市民からの政策提言活動を継続する」などとする市民宣言を採択した。

 東海3県の市民団体で結成し、市民サミットを主催した「東海『市民サミット』ネットワーク」は閉幕後の記者会見で、今夏にも同ネットワークを基にした新組織を設立し、政策提言を続ける考えを明らかにした。

閉幕後、記念写真を撮影する「市民の伊勢志摩サミット」の参加者



閉幕後、記念写真を撮影する「市民の伊勢志摩サミット」の参加者(撮影:読売新聞)

【メディア掲載】伊勢志摩サミット 一文字で表現するなら NGO企画(5/25、毎日新聞)

▼伊勢志摩サミット 一文字で表現するなら NGO企画
2016年5月25日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160525/k00/00e/040/225000c


漢字一文字でサミットへの期待を表現しよう−−。伊勢志摩サミットが開かれる三重県内で、書道家による巨大文字のパフォーマンスが繰り広げられている。市民の思いをダイレクトに表現しようとNGOが企画。25日からは国内外の報道陣の取材拠点となる伊勢市の「国際メディアセンター(IMC)」でも披露、世界にアピールする。

 企画は、市民サミットの運営に携わった国際協力NGOネットワーク「動く→動かす」(東京)。インパクトあるパフォーマンスで多くの人に関心を寄せてもらおうと、大阪を拠点に活動する書道家の徳山尭浩(たかひろ)さん(28)に協力を依頼した。徳山さんも「地球規模の課題に取り組んでいる市民の志を発信する力になれれば」と快諾した。

 最初の実演は、22日のユースサミット会場(津市)。課題解決を受け継ごうとする若者らのパワーに触れ、「継」の字を選んだ。24日の市民サミット会場(四日市市)では「端」。議論を聞き、「市民一人一人が世界の一端を担っている」との思いを込めた。

 25日からはIMCに移り、首脳声明に対するNGO側の思いを表現する。【町田結子】


若者団体が主催した「ユースサミット」では、「継」の一文字が=津市の三重大学で、町田結子撮影

【メディア掲載】稲場雅紀さん=市民サミットを成功に導いた「動く→動かす」事務局長(5/25、毎日新聞)

▼稲場雅紀さん=市民サミットを成功に導いた「動く→動かす」事務局長
2016年5月25日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160525/ddm/008/070/100000c

稲場雅紀(いなば・まさき)さん(47)
 「社会的弱者の声を各国首脳に届けることが我々の役割だ」

 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に、国内外の市民団体が参加した23、24両日の「市民サミット」(三重県内で開催)。国際協力のNGOネットワーク「動く→動かす」(東京)事務局長として運営に携わり、各国政府に対し、諸問題で市民との連携強化を求める政策提言を行った。

 運動の原点は、世の中がバブル経済に浮かれていた1980年代末の学生時代にさかのぼる。高度成長を支えてきたのに野宿を強いられ、病気でも治療を受けられない人たち−−。日雇い労働者の街、横浜・寿町で支援活動に参加し、社会の矛盾を目の当たりに。「困っている当事者が立ち上がり、権利を主張しなければだめだ」と痛感した。

 その後、自身がゲイ(同性愛者)だったことから、性的少数者の人権問題やエイズ問題に取り組んだ。これが途上国支援団体幹部の目に留まり、活動範囲はアフリカへ広がる。

 大手製薬会社の特許権でエイズ治療薬が高騰し、生きられる人が次々と死んでいく。「人命より、経済の論理が優先されるのはおかしい」。背景に貧困など幅広い問題があると考え、2009年には「動く」を発足。各団体の力を結集し、政策提言を続けている。

 世界の貧困層を搾取し、負担を押しつけた結果、今の豊かな日本があると思う。「日本の市民もこの『債務』に対し、責任をとるべきだ」<文と写真・町田結子>

 ■人物略歴

 京都生まれ、東京大文学部卒。「アフリカ日本協議会」の国際保健部門ディレクター、慶応大非常勤講師を兼務。

2016年5月24日火曜日

Citizens’ Ise-Shima Summit - Declaration of Citizens

Citizens’ Ise-Shima Summit - Declaration of Citizens

A number of issues such as scarcity including hunger, poverty, and economic disparity, and fear resulting from war, violence, and human rights violation exist on this earth. Environmental issues caused by human beings’ activities are becoming serious, while they give a bigger impact on vulnerable countries and regions.

In Mie where the Ise-Shima G7 summit will be held, as well as in other areas in Japan, a number of citizens are working on local issues related to children, youth, women, the elderly, people with disability, migrants and refugees, disaster, environment, education, health, regional disparity, and in other fields. However, until today we hardly had a chance to be aware that these daily life issues are linked to serious problems that are happening in this world.

The Ise-Shima G7 Summit has given us a good opportunity to think what we, the citizens living in the “developed countries”, can do. Civil society organizations that have been carrying out regional activities to improve the situation, and those organizations which have been making policy recommendations to the G7 leaders and their governments under the belief that many of the serious global issues are attributable to the “developed nations”, have joined together to hold the “Citizens’ Ise-Shima Summit”. From the preparation stage up to the opening of this Citizens’ Summit, a wide number of citizens’ activities have gathered and linked, and people have been respecting each other’s differences and worked vigorously on values to be shared.

Upon the closing of the “Citizens’ Ise-Shima Summit”, we, the citizens who have gathered here today hereby declare as follows to continue cooperating with various citizens’ activities carried out throughout the world to help solve regional issues and serious global issues that we are facing.


  1. We will carry out the citizens’ activities by being aware of the connection between local and serious global issues that we are facing.
  2. We will make use of the experience and knowledge gained at the “Citizens’ Ise-Shima Summit” to continuously make policy recommendations to the local and national governments and international organizations in order to create effective policies through civic collaboration.
  3. We will build new systems and form a network to achieve effective policy making together with the cooperation of citizens.

May 24, 2016
Participants of the “Citizens’ Ise-Shima Summit”



「市民の伊勢志摩サミット」閉幕、「市民宣言」と提言書を掲載

「市民の伊勢志摩サミット」が終了しました!

採択された「市民宣言」と各分科会からの提言書は以下のページに掲載されています。

市民の伊勢志摩サミット
市民宣言

 地球上には、飢餓、貧困、経済格差といった欠乏や、戦争、暴力、人権侵害といった恐怖など、数多くの問題が横たわっています。

 私たち人類の活動が原因となっての環境問題も深刻の度合いを増し、脆弱な国・地域において、より大きな影響を来すようになってきています。

 G7伊勢志摩サミットが開催される三重県をはじめとする日本では、多くの市民が、子ども、若者、女性、高齢者、障害のある人、移民・難民、災害、環境、教育、健康、地域間格差など、さまざまな分野の地域課題に取り組んでいます。しかし、これらの日常の課題が、地球上で起こっている深刻な課題とつながっているということを、これまで意識する機会がほとんどありませんでした。

 G7伊勢志摩サミットは、「先進国」に住む私たち市民は何ができるか、何をすべきかを考える契機となりました。地域での活動を中心に現場の改善に取り組んできた市民団体と、地球上を覆う深刻な課題の多くがG7サミットに集う「先進国」に起因するとの認識の下、G7首脳や政府への政策提言を積み上げてきた市民団体とが一緒になって、「市民の伊勢志摩サミット」を開催することにしました。準備段階から開催に至るまで、多様な市民活動が出会い、つながり、お互いの違いを尊重し合いながら、共有すべき価値について研鑽を重ねてきました。

 「市民の伊勢志摩サミット」を閉会するにあたり、「市民の伊勢志摩サミット」に集まった私たち市民は、地域が直面している課題と地球上を覆う深刻な課題を少しでも解決へと導くために、以下の諸点について世界各地の市民活動と協力し合って継続して取り組むことを宣言します。


  1. 地域が直面している課題と地球上を覆う深刻な課題とのつながりを意識しながら、それぞれの市民活動に取り組み、課題の改善や解決をもたらすこと。
  2. 「市民の伊勢志摩サミット」の経験・知見を活かして、自治体・国・国際機関などに対し、市民からの政策提言活動を継続し、市民協働による効果的な政策づくりを進めること。
  3. 市民協働による政策づくりを効果的に進めるため、新たな制度やネットワークづくりを行うこと

2016年5月24日
「市民の伊勢志摩サミット」参加者一同



最後に参加者全員で記念撮影!




Periodical Press Conference by the Civil Society at International Media Center of G7 Ise-Shima Summit

Periodical Press Conference by the Civil Society and “Today’s One KANJI Character” Calligraphy Stunt - Organised by the Japanese & International NGOs ~

PressRelease_Periodical_Press_Conference

From May 25 through 27, the NGOs are hosting periodical press conference every day at the NGO Centre, and deliver the civil society’s views on the Summit agendas and the day’s accomplishments, along with the calligraphy stunt “Today’s One Kanji Character.”


  • Hours: May 25 (Wed), 26 (Thu), 27 (Fri), 3:00 – 4:00pm every day (subject to change)
  • Venue: NGO Centre (Ise Football Village) 2F Press Conference area (3-min walk from IMC)

May 25 (Wed)
  1. NGO’s Hopes & Outlook on the G7 SummitSumie Ishii (Co-Chair, Japan Civil Society Platform on 2016 G7 Ise-Shima Summit / JOICFP)
  2. Calligraphy Stunt “Today’s One Kanji Character”Takahiro Tokuyama (calligrapher)
  3. The Sustainable Development Goals (SDGs)  ~How to Transform Our World ~Yoko Ono (Save the Children Japan)Ren Ohnishi (Moyai Support Centre for Independent Living)
  4. Reporting on the Citizen’s Ise-Shima SummitMariko Matsui (President, NPO Network Center / professor, Yokkaichi University)
  5. Other Proposals from the Civil Society to the G7 Leaders

May 26 (Thurs)
  1. Calligraphy Stunt “Today’s One Kanji Character”
    Takahiro Tokuyama (calligrapher)
  2. NGOs’ Evaluations on the Day’s AgendasHealth & UHC / Nutrition & Food Security / SDGs / ODA Committee ResolutionTax Evasion & the Panama Papers

May 27 (Fri)

  1. Calligraphy Stunt “Today’s One Kanji Character”Takahiro Tokuyama (calligrapher)
  2. The G7 Communiqué “5-point Marking” by NGOs



Takahiro Tokuyama (calligrapher)

【メディア掲載】市民サミット 四日市で開幕 気候変動など協議(5/24、読売新聞)

▼市民サミット 四日市で開幕 気候変動など協議
2016年05月24日 読売新聞・三重版
http://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20160523-OYTNT50320.html

 伊勢志摩サミットに合わせて、国内外の市民団体が国際的な課題について話し合う「市民の伊勢志摩サミット(市民サミット)」が23日、四日市市安島の「じばさん三重」で開幕した。市民からの政策提言を国際社会に発信するのが目的で、最終日の24日に宣言文を採択する。

 全国的に活動する民間活動団体(NGO)や非営利組織(NPO)で結成した「2016年G7サミット市民社会プラットフォーム」と、東海3県の市民団体で設立した「東海『市民サミット』ネットワーク」の主催。初日は米国、英国など海外のNGOスタッフを含め約250人が参加して、気候変動や地域間格差など11のテーマで分科会を開き、提言内容や課題解決に向けて市民として行動すべきことを話し合った。

 開会式では、同プラットフォーム共同代表で、NPO法人「名古屋NGOセンター」の西井和裕理事長が「主要国が決定する政策は、私たち市民の生活に大きな影響を与える」と指摘。市民レベルで議論を深め、政策提言することの意義を強調した。

 「環境」の分科会では、伊勢湾のごみが集中する鳥羽市・答志島の海岸清掃を東海3県の市民団体が連携して実施している「22世紀奈佐の浜プロジェクト」が紹介され、参加者は伊勢湾流域を一つの生態系としてとらえて活動する重要性を確認。行政や国の枠を超えて環境計画を進め、その経験を途上国援助に生かすよう提言することを決めた。

国内外から多くの市民団体が集った「市民の伊勢志摩サミット」
国内外から多くの市民団体が集った「市民の伊勢志摩サミット(撮影:読売新聞)

【メディア掲載】世界問題で政策提言進める 市民サミット、宣言採択(5/24、産経新聞)

▼世界問題で政策提言進める 市民サミット、宣言採択
2016.5.24 産経新聞
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160524/dly1605240024-n1.html

伊勢志摩サミット開催に合わせ集まった国内外のNPOや非政府組織(NGO)メンバーらが、三重県四日市市で開いた「市民の伊勢志摩サミット」は24日、世界が直面している問題の話し合いを生かし「自治体、国、国際機関に対して政策提言活動を継続し、市民協働による政策作りを進める」といった宣言を採択、閉幕した。

 市民サミットは23日から開かれ、環境や平和、移民・難民、子どもの貧困などをテーマとした分科会で議論し、24日の全体会で成果を報告した。

 報告では、シリア難民分科会を主催した支援団体「サダーカ」の森野謙さんが「日本はシリア紛争について利害がないので、中立的な立場で和平を主導できる」と指摘。分科会として、シリア人難民らが自国の未来を話し合うフォーラムを日本政府が主催し、成果を発信するよう求める提言をした。

 閉幕後、記念写真に納まる市民サミット参加者=24日午後、三重県四日市市
閉幕後、記念写真に納まる市民サミット参加者=24日午後、三重県四日市市(撮影:産経新聞)

【メディア掲載】「市民のサミット」開催=G7に政策提言-三重(5/24、時事通信)

▼「市民のサミット」開催=G7に政策提言-三重
2016/05/24 時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052400765&g=soc

 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせ、三重県四日市市で23~24日、「市民の伊勢志摩サミット」が開催された。主催した市民団体によると、国内外からNPOやNGOの関係者ら延べ約500人が参加。「災害」「子ども」などのテーマごとに分科会で議論し、先進7カ国(G7)や世界の人々に向けた提言をまとめた。

 提言では、G7各国政府が防災や減災、被災後の復興政策などの意思決定に被災者が参加できるよう保障することや、子どもの無償教育の拡充などを求めた。提言は、内外の報道関係者が集まる国際メディアセンターで発表し、外務省にも提出する予定。(2016/05/24-18:34)


主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて開催された「市民の伊勢志摩サミット」=24日午後、三重県四日市市
主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて開催された「市民の伊勢志摩サミット」=24日午後、三重県四日市市
(撮影:時事通信)

【メディア掲載】四日市でも「サミット」 世界の課題に市民目線(5/24、伊勢新聞)

▼四日市でも「サミット」 世界の課題に市民目線
2016年5月24日(火) 伊勢新聞

【「災害」をテーマにした分科会であったパネルディスカッション=四日市市安島の「じばさん三重」で】
【「災害」をテーマにした分科会であったパネルディスカッション=四日市市安島の「じばさん三重」で】(撮影:伊勢新聞)

【四日市】伊勢志摩サミットを前に、市民目線で世界の課題について話し合う「市民の伊勢志摩サミット」が二十三日、四日市市安島の「じばさん三重」で始まった。

 全国の非政府組織(NGO)などでつくる「2016年G7サミット市民社会プラットフォーム」と、東海地方の市民団体でつくる「東海『市民サミット』ネットワーク」の主催。

 二日間の日程で、環境、平和、シリア難民、地域間格差など十五のテーマの分科会を開き、全国や海外のNPO、NGOの関係者のほか一般市民も集い、市民の立場で議論した内容を提言としてまとめる。

 最後に政策提言の文書を採択し、国内外から伊勢志摩サミットの取材に来る報道関係者の取材拠点となる国際メディアセンター(伊勢市、県営サンアリーナ)で発表する予定。

 初日は十のテーマの分科会があり、「災害」をテーマにした分科会では、パネルディスカッションなどの後に、参加者が活発に意見を交した。

 二十四日も五のテーマの分科会を開くほか、宣言文の採択などがある。

【メディア掲載】市民の伊勢志摩サミット 開幕(5/24、毎日新聞)

▼市民の伊勢志摩サミット 開幕
2016年5月24日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160524/ddq/041/040/009000c

伊勢志摩サミットに先駆け、国内外の市民団体が地球規模の課題について議論する「市民の伊勢志摩サミット(市民サミット)」が23日、三重県四日市市のじばさん三重で始まった。異なる現場を経験している団体が連携し、シリア難民問題や気候変動など、サミットの主要テーマを議論、問題解決への道筋を探る。

 NPOなど国内約60団体でつくる「市民社会プラットフォーム」と、東海3県の約30団体からなる「東海『市民サミット』ネットワーク」の共催で、初日は国内外から約400人が参加。15分科会に分かれて24日まで意見を交わし、それぞれの政策提言をまとめる。

 このうち、シリア難民の分科会では、紛争終結に向けて議長国・日本が果たすべき役割を議論。「現在敵対しているシリア人同士の信頼構築に向け、国民間の対話を主導する」などとする提言をまとめた。

 同国への支援を続ける「サダーカ」(横浜市)の森野謙さん(67)は「紛争に関わっていない中立的な立場から、和平構築に官民一体で取り組みたい」と訴えた。

 食料安全保障の分科会では「貧困国における栄養不良の改善に、日本の給食などの知見をいかすべきだ」とする提言をまとめた。進行役の米NGO「グローバル・ポベティー・プロジェクト」のジュディス・ローランドさん(27)は取材に「G7をはじめ先進国は、世界の栄養改善に向けた資金を増額すべきだ」と話した。

 24日は各分科会が提言書を発表、「市民宣言」を採択する。【町田結子、鶴見泰寿】

2016年5月23日月曜日

【メディア掲載】市民の伊勢志摩サミット始まる 環境、難民問題を議論(5/23、共同通信)

▼市民の伊勢志摩サミット始まる 環境、難民問題を議論
2016年5月23日 共同通信
http://this.kiji.is/107311323530706950?c=39546741839462401

 伊勢志摩サミットの開催に合わせ、国内外のNPOや非政府組織(NGO)のメンバーら約350人が集まり、世界が直面している問題を話し合う「市民の伊勢志摩サミット」が23日、三重県四日市市で始まった。24日まで。

 環境、平和、移民・難民、子どもの貧困などのテーマで分科会を設置。議論の成果は宣言にまとめ、伊勢志摩サミットで同県伊勢市に設けられる国際メディアセンター(IMC)で発表する。


                   「市民の伊勢志摩サミット」であいさつする西井和裕さん=23日午前、三重県四日市市

                   「市民の伊勢志摩サミット」であいさつする西井和裕さん=23日午前、三重県四日市市
「市民の伊勢志摩サミット」であいさつする西井和裕さん=23日午前、三重県四日市市

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(本記事は共同通信を通じて全国の地方紙に配信されました)

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【メディア掲載】Japanese activist groups call on Abe to boost support for Syrian refugees(5/23、The Japan Times)

▼Japanese activist groups call on Abe to boost support for Syrian refugees
BY ERIC JOHNSTON, STAFF WRITER
MAY 23, 2016
http://www.japantimes.co.jp/news/2016/05/23/national/japanese-activist-groups-call-abe-boost-support-syrian-refugees

YOKKAICHI, MIE PREF. – The decision by Prime Minister Shinzo Abe last week to accept 150 Syrians over the next five years as exchange students was described Monday by nongovernmental organizations involved with Syria as just one step toward Japan meeting its international responsibility to address the refugee crisis.

But they added that admitting the Syrians not as legal refugees but as students is cause for concern.

“Once they finish their studies here in Japan, their student visas expire and they might be forced to return to Syria. We will have discussions with the Japanese government about what to do. But the government also needs to work to ensure that once they graduate they will have the freedom to choose whether they want to go back to their country or, if the situation in Syria is still bad, to remain in Japan,” said Hiroaki Ishii, executive director of the nonprofit Japan Association for Refugees.

Ishii’s comments came during a discussion on Syrian refugees at the opening of the two-day Citizens’ Ise Shima Summit, a gathering of Japanese and international NGOs and NPOs taking place in advance of the Group of Seven summit later this week.


【メディア掲載】市民の伊勢志摩サミット始まる(5/23、NHK)

▼市民の伊勢志摩サミット始まる
2016年5月23日 12時27分
NHK 東海NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160523/5895261.html

伊勢志摩サミットを前に、全国のNPOやNGOが集まり、世界のさまざまな課題を議論し、政策提言につなげようという「市民の伊勢志摩サミット」が23日から三重県四日市市で始まりました。
この会合は、伊勢志摩サミットが開かれる三重県に全国からおよそ100のNPOやNGOなどが集まって難民や環境、開発など世界のさまざまな課題を話し合うもので、開会式にはおよそ250人が出席しました。
はじめに主催者を代表して、名古屋で活動するNPOの西井和裕さんが、「サミットでのG7の決定は世界中に影響を及ぼすので、市民どうしも議論して提言を出すことに意義がある」とあいさつしました。
この市民サミットは23日と24日で、15の分科会に分かれて議論を行ったうえで政策提言をまとめ、25日、伊勢志摩サミットの国際メディアセンターで、世界各国から集まった報道関係者に発表することにしています。

主催者の1人で、三重県で活動するNPOの松井真理子さんは、「普段は地域の課題解決に取り組んでいる市民団体が、世界の課題とつながっていることを、サミットをきっかけに気づいてほしい」と話していました。


【メディア掲載】市民から政策提言 市民の伊勢志摩サミット(5/23、テレビ愛知)

▼市民から政策提言 市民の伊勢志摩サミット
16.05.23
http://www.tv-aichi.co.jp/news/2016/05/post-1525.html

三重県四日市市では、
国内外から100以上の
市民団体が集まり
世界レベルの問題を話し合う
「市民の伊勢志摩サミット」が
23日から始まりました。

参加者は、難民や平和、
それに災害など
現在、世界が抱える
15のテーマについて
分科会にわかれ、議論します。

「大事なことを決めていくのに
現場(市民)の声をしっかり
入れてほしいし、
地域の課題と世界の課題
とのつながりを意識する。
そして自分だけのことを
しっかりやることが大切だと思います」
(市民の伊勢志摩サミット主催者 松井 真理子さん)

議論の結果は、宣言にまとめ、
勢市の国際メディアセンターで
発表する予定です。

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【メディア掲載】「市民の伊勢志摩サミット」開幕 首脳らに政策提言へ(5/23、朝日新聞)

「市民の伊勢志摩サミット」に関して、5/23の朝日新聞ウェブ版に記事が掲載されています。

「市民の伊勢志摩サミット」開幕 首脳らに政策提言へ
2016年5月23日 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASJ5Q74JXJ5QOIPE01M.html

写真・図版
「市民の伊勢志摩サミット」が始まりオープニングの趣旨説明を聞く参加者たち=23日午前10時20分、三重県四日市市、吉本美奈子撮影

写真・図版
「市民の伊勢志摩サミット」が始まり、オープニングでは国内外からの参加者たちが趣旨説明に耳を傾けた=23日午前10時26分、三重県四日市市、吉本美奈子撮影

【メディア掲載】 環境問題など提言 市民の伊勢志摩サミット開幕(5/23、中日新聞)

「市民の伊勢志摩サミット」に関して、5/23の中日新聞ウェブ版に記事が掲載されています。

環境問題など提言 市民の伊勢志摩サミット開幕
2016年5月23日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016052390130700.html

あいさつする名古屋NGOセンターの西井和裕理事長=23日、三重県四日市市で

あいさつする名古屋NGOセンターの西井和裕理事長=23日、三重県四日市市で(撮影:中日新聞)

【メディア掲載】サミットまであと3日“市民の伊勢志摩サミット”始まる(5/23、NHK BS列島ニュース)

サミットまであと3日“市民の伊勢志摩サミット”始まる
2016/05/23(月) BS1 【BS列島ニュース】
https://jcc.jp/sp/jiken/91753/

サミットまであと3日“市民の伊勢志摩サミット”始まる

伊勢志摩サミットの開幕まであと3日となり、これを前に三重県では全国の市民団体が集まり世界の課題を議論し政策提言につなげようという「市民の伊勢志摩サミット」が今日から始まった。
三重・四日市で開かれた開会式には全国約100のNPOやNGOなどから約250人が出席した。
名古屋で活動するNPO・西井和裕がサミットでのG7の決定は世界中に影響を及ぼすので市民同士も議論して提言を出すことに意義があると挨拶した。
三重県で活動のNPO・松井真理子は世界に目を向けていきながら地域で何をするかという両面からサミットを契機に理解を深めていこうとコメント。

国際メディアセンターでのNGO記者会見スケジュール(5/27)

5/25(水)~27(金)にかけて、伊勢志摩サミットの国際メディアセンターが三重県営サンアリーナ(三重県伊勢市)に設置されます。

三重県営サンアリーナに隣接する「伊勢フットボール・ヴィレッジ」のクラブハウス内にNGOワーキング・スペースが設置され、NGOによる記者会見やブリーフィングが行われます。

記者会見のスケジュールは以下をご参照ください。
※都合により、変更となる場合もございます。


国際メディアセンター NGOスペース 記者会見スケジュール
Schedule for Press Conference at NGO Working Space of IMC

Fri 27 May - 5月27日(金)


10:00-10:45
タイトル:Holding Leaders Accountable for Global Nutrition

主催:Global Poverty Project
主な発言者:Judith Rowland (Global Poverty Project )


11:00-11:45
タイトル:G7ユース宣言と首脳声明のユースによる評価

主催:持続可能な社会にむけたジャパン・ユース・プラットフォーム
主な発言者:小池宏隆(同ジャパン・ユース・プラットフォーム) - Hirotaka Koike
津田啓生(同ジャパン・ユース・プラットフォーム) - Keisei Tsuda"


13:00-13:45
タイトル:気候変動とエネルギー

主催:FoE Japan
主な発言者:平田仁子(気候ネットワーク) - Kimiko Hirata


15:00-15:45
定例記者会見 / 書道パフォーマンス

主催:2016年G7サミット市民社会プラットフォーム
主な発言者:石井澄江(2016年G7サミット市民社会プラットフォーム) - Sumie Ishii
西井和裕(2016年G7サミット市民社会プラットフォーム) - Kazuhiro Nishii"


16:00-16:45
タイトル:パナマ文書と租税回避

主催:オックスファム・ジャパン、グローバル連帯税フォーラム
主な発言者:今田克司(CSOネットワーク) - Katsuji Imata
大野容子(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン) - Yoko Ono
森下麻衣子(オックスファム・ジャパン)※Skype参加 - Maiko Morishita via skype"

国際メディアセンターでのNGO記者会見スケジュール(5/26)

5/25(水)~27(金)にかけて、伊勢志摩サミットの国際メディアセンターが三重県営サンアリーナ(三重県伊勢市)に設置されます。

三重県営サンアリーナに隣接する「伊勢フットボール・ヴィレッジ」のクラブハウス内にNGOワーキング・スペースが設置され、NGOによる記者会見やブリーフィングが行われます。

記者会見のスケジュールは以下をご参照ください。
※都合により、変更となる場合もございます。


国際メディアセンター NGOスペース 記者会見スケジュール
Schedule for Press Conference at NGO Working Space of IMC

Thu 26 May - 5月26日(木)



11:00-11:45
タイトル:気候変動・エネルギー分野で期待される成果

主催団体:気候ネットワーク
主な発言者:平田仁子・伊与田昌慶(気候ネットワーク) - Kimiko Hirata and Masayoshi Iyoda
田辺勇輝(「環境・持続社会」研究センター) - Yuko Tanabe"


12:00-12:45
タイトル:G7とシリア和平について②

主催団体:シリア和平ネットワーク
主な発言者:柴田哲子(ワールド・ビジョン・ジャパン) - Noriko Shibata
小泉尊聖(サダーカ) - Takakiyo Koizumi


13:00-13:45
タイトル:平和への権利を権利として認めよう

主催団体:不戦へのネットワーク
主な発言者:八木巌(不戦へのネットワーク) - Iwao Yagi


14:00-14:45
タイトル:熊本地震とサミット~SDGs時代の防災とは~
主催:ワールド・ビジョン・ジャパン、防災・減災日本CSOネットワーク、「環境・持続社会」研究センター
主な発言者:片山信彦(ワールド・ビジョン・ジャパン) - Nobuhiko Katayama
堀内葵(防災・減災日本CSOネットワーク) - Aoi Horiuchi
今井麻希子(UNDB市民ネット)、三浦友幸(プロジェクトリアス) - Makiko Imai, Yomoyuki Miura
田辺勇輝(「環境・持続社会」研究センター) - Yuki Tanabe"


15:00-15:45
タイトル:定例記者会見 / 書道パフォーマンス

主催団体:2016年G7サミット市民社会プラットフォーム
主な発言者:石井澄江(2016年G7サミット市民社会プラットフォーム) - Sumie Ishii
西井和裕(2016年G7サミット市民社会プラットフォーム) - Kazuhiro Nishii"


16:00-16:45
タイトル:保健関連国際機関への日本の資金誓約:市民社会の評価

主催団体:アフリカ日本協議会
主な発言者:稲場雅紀(アフリカ日本協議会) - Masaki Inaba
Marwin Meier(Action against AIDS Germany/ World Vision Germany)
Simon Wright (Save the Children UK)


17:00-17:45
タイトル:びっくりポン!世界のヒバクシャ~世界のリーダーにこの事実を認めてもらいたい

主催団体:NPO法人世界ヒバクシャ展
主な発言者:森下美歩(世界ヒバクシャ展代表) - Miho Morishita
安在尚人(世界ヒバクシャ展事務局長) - Naoto Anzai