2016年5月15日日曜日

【メディア掲載】富山 きょう富山で開幕 大使ら来県 歓迎ムード高まる /富山(5/15、毎日新聞)

5/14に富山市で開催された「環境市民フォーラム」に関する記事が毎日新聞に掲載されました。

記事は一定期間、以下のリンクからご覧いただけます。

G7+EU環境相会合
富山 きょう富山で開幕 大使ら来県 歓迎ムード高まる /富山
2016年5月15日 毎日新聞

以下に全文を転載します。

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G7+EU環境相会合
富山 きょう富山で開幕 大使ら来県 歓迎ムード高まる /富山
毎日新聞2016年5月15日 地方版

通訳の説明を受けながら、瑞龍寺を見学する各国の大使や外交関係者ら=富山県高岡市関本町で、金志尚撮影
 
 主要7カ国と欧州連合(EU)の環境相会合は15日、富山市で開幕する。前日の14日は、高岡市内や立山黒部アルペンルートを巡るエクスカーション(視察旅行)や、市民団体主催の環境イベントが開かれムードを高めた。富山市内のホテルでは地元主催の歓迎レセプションもあり、各国の参加者が交流した。【大東祐紀、金志尚】

高岡・立山を視察

 県などが主催するエクスカーションには、英、米、仏、EUの外交関係者や大使ら約20人が参加。高岡、立山の2コースに分かれ、名所などを巡った。

 高岡市を巡るコースでは、瑞龍寺(同市関本町)や金屋町を訪問。瑞龍寺では、四津谷道宏住職から寺の由緒について説明を受けたり、写真撮影を楽しんだりした。

環境問題について語る足立原貫さん(右)=富山市安住町のサンシップとやまで、大東祐紀撮影

草刈り運動や環境問題語る 足立原氏講演

 富山市安住町のサンシップとやまでは「環境市民フォーラム」(アースデイとやま2016実行委主催)があり、山林への除草剤散布に反対して草刈り十字軍運動を始めた足立原貫さん(85)=富山市=が講演した。約200人を前に、運動を始めた経緯や環境問題について語った。

 足立原さんは、山林への除草剤空中散布に反対し、1974年に草刈り十字軍運動を始め、運動は昨年42回目を迎えた。

 講演では、イタイイタイ病を語り継ぐ会の向井嘉之代表が聞き手を務め、足立原さんはまず、草刈り十字軍運動を始めた背景などを説明した。現在の環境問題について「科学で対応しようとしている限りは環境問題は解けない」と言及し、市民一人一人が環境問題意識を持つことの大切さを強調した。さらに、「無限の成長なんてありえない」と指摘。「環境を持続するためには循環していくしかない」と述べた。

会合を記念し知事らが植樹 富岩運河環水公園

 富山市湊入船町の富岩運河環水公園では、環境相会合を記念した桜の植樹式があった。

 丸川珠代環境相や石井隆一知事らが参加し、公園のプロムナードにエドヒガン9本、コシノヒガン2本の計11本の桜を植えた。「千年の桜並木」と銘打たれる。石井知事は「いろんな課題があるが、有意義な方向付けができることを期待している」と述べた。