2016年5月25日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160525/k00/00e/040/225000c
漢字一文字でサミットへの期待を表現しよう−−。伊勢志摩サミットが開かれる三重県内で、書道家による巨大文字のパフォーマンスが繰り広げられている。市民の思いをダイレクトに表現しようとNGOが企画。25日からは国内外の報道陣の取材拠点となる伊勢市の「国際メディアセンター(IMC)」でも披露、世界にアピールする。
企画は、市民サミットの運営に携わった国際協力NGOネットワーク「動く→動かす」(東京)。インパクトあるパフォーマンスで多くの人に関心を寄せてもらおうと、大阪を拠点に活動する書道家の徳山尭浩(たかひろ)さん(28)に協力を依頼した。徳山さんも「地球規模の課題に取り組んでいる市民の志を発信する力になれれば」と快諾した。
最初の実演は、22日のユースサミット会場(津市)。課題解決を受け継ごうとする若者らのパワーに触れ、「継」の字を選んだ。24日の市民サミット会場(四日市市)では「端」。議論を聞き、「市民一人一人が世界の一端を担っている」との思いを込めた。
25日からはIMCに移り、首脳声明に対するNGO側の思いを表現する。【町田結子】
若者団体が主催した「ユースサミット」では、「継」の一文字が=津市の三重大学で、町田結子撮影