2016年5月25日 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASJ5T3TFZJ5TOIPE015.html
マットレスは汚れた石畳、枕はゴミ袋。そんな「世界で最も寝心地の悪いベッド」が主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の国際メディアセンター(三重県伊勢市)に近いNGOの発信拠点に置かれている。
「ホームレスの人たちが普段寝ている場所を再現し、関心を高めるのが狙い」と、設置したNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」(東京都新宿区)の大西連理事長(29)。「サミットに集まった先進国の人たちに、貧困問題は開発途上国だけではなく自分たちの足元にもあると訴えたい」と話した。
路上で眠る環境を再現した「世界で最も寝心地の悪いベッド」=25日午前、三重県伊勢市、細川卓撮影