2016年5月27日20時00分 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASJ5W5HZ9J5WOIPE024.html
主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)で採択された首脳宣言は「落第点」。国内外のNGOが27日、国際メディアセンター(三重県伊勢市)近くの発信拠点で独自の採点結果を発表した。
特集:伊勢志摩サミット
サミット首脳宣言を採択 「経済政策の対応を強化
気候変動や教育、シリア難民、パナマ文書など12分野について5段階評価した。保健など6分野が「3」。残りは0~2で、及第点の「4」以上は一つもなかった。評価を漢字で表現すると、「地」。NGO関係者は「地球規模の課題に取り組む姿勢が感じられず、評価は地に落ちた」と話した。
国内NGOのまとめ役を務めた名古屋NGOセンター理事長の西井和裕さんは「市民の声が届かなかったことは、自分たちにも責任がある。政策提言の力をもっと磨きたい」と話した。
G7首脳宣言の「採点」を発表するNGO関係者ら=三重県伊勢市(撮影:朝日新聞)